足柄上郡の整体なら「おの整骨院」

こんにちは!おの整骨院の小野いんちょです。

巻き爪に対する印象、イメージは人それぞれ異なります。
最近あった事例として中学生が巻き爪の痛みに悩んで来院されました。この実例を元に『子供でも起きる巻き爪』に対して解説をしていきます。

  1. 巻き爪は子供にも起きる
  2. 主な対処法
  3. 当院が勧める巻き爪施術法

最近では巻き爪を未然に防ぐため、一般診療中でも巻き爪予備軍の方には早めに声を掛けています。まだまだ巻き爪の方は増えそうな予感がしますね。

 

1.巻き爪は子供にも起きる

巻き爪は老若男女問わず発生するものですが、最近の傾向として子供の巻き爪発生件数が増えているようです。

 

当院にも先日、中学生が巻き爪の痛みを訴えて来院しました。
出血などは無いものの、赤く腫れていて一目見て痛々しく感じられました。

では何故、若々しい子供の足に巻き爪が起きてしまうのでしょうか。

  • 1-1.靴のサイズ
  • 1-2.競技内容の影響
  • 1-3.深爪
  • 1-4.成長の変化

巻き爪の発生原因は解明されていませんが、それは言い換えれば様々な複合要因が重なり合って発生するものだということです。

ここ凄く大切なところです。

上記3つは、子供のリスク要因の代表として挙げたに過ぎませんので、一般的に云われる発生原因を加味することも大切だということを忘れずに。

 

1-1.靴のサイズ

子供の足は身長同様に非常に急速に発達していくものです。

 

特に足長、横幅(2種)の成長スピードに対して、靴のサイズが小さかったり大き過ぎる場合には、足そのものにストレスを加えることになります。

 

おの整骨院では巻き爪矯正だけでなく

腰痛や肩こりといった一般的な症状にも対応していますが、最近は小学生で偏平足、外反母趾といった足トラブルを発生させている子が多いように感じます。

 

実際のところ、小学校5年生で「足が疲れやすい」ということで診てみると偏平足になっている状態でした。

もう本当に驚きました💦
時代の変化や生活習慣の多様化とすればそれまでですが、歩きやすく動きやすい靴を選んであげて運動させなくては健全な発育は成し得ません。

「買ってもすぐ足が合わない」
「ちょっと大きめで我慢してー」

かもしれませんが、どうかフィットする靴を選んであげて下さい。

靴のサイズを選ぶにはいくつかのポイントがあります。

  • 足長
  • 足幅
  • アーチ形状から見る足の体積比率

 

1-2.競技内容の影響

前述した、巻き爪に悩む中学生はバスケットボール選手でした。

私は急な方向転換をする競技では、巻き爪の発生件数は多いのではないかと推測しています。
と言うのもバスケットボール、バレーボール、サッカー、テニスの部活動に入っている学生の足を見ると、総じて巻き爪の傾向が出ています。

 

恐らく競技中、足先のギリギリまでグリップを利かせることで、それに応じようと爪が丸くなっていくのではないかと思います。
こればかりは競技特性ですし、巻き爪にならないよう意識すればパフォーマンスは著しく下がります。

 

『競技上、巻き爪があってもおかしくない』
という前提の下、各種ケアを行っていくことで補っていきましょう。

ちなみにおの整骨院に通う、子供(学生)の巻き爪を競技別にランキングしました。

  • 1位:バスケットボール
  • 2位:サッカー
  • 3位:テニス

やはり切り返しの多いスポーツが上位を占めましたね。

意外ですが4位が野球でした。
上位3種目が必ず巻き爪になるわけではないのは、原因が一つとは限らないからですね。

集計してみると意外と気づくことも多いです。

 

1-3.深爪

巻き爪の一般的な原因の最たるものが『深爪』です。

前述した巻き爪に悩む中学生もそうですが、学生スポーツ選手の大半は深爪状態の方ばかりです。

爪の角を深く切ったり、白い部分も無くなるぐらいに切っていたりと、正直なところやり過ぎです。

 

本来、爪は【スクエアオフ】と呼ばれる形状に整えることが理想です。

そもそも“爪を切る”のではなく“爪を削る”ことでスクエアオフに近づきます。
それさえ出来れば、巻き爪や陥入爪といった爪のトラブルは未然に防ぐことが出来るので実戦していきましょう。

深爪は絶対厳禁です。
くれぐれもお気を付けください

 

1-4.成長の変化

ここ40年あまりで小学生~中学生の骨折数は3倍に膨れ上がっています。
この統計が意味するところは、子供の体が変化している事実です。

 

あらためまして、最近は子供でも足の変形が起きています。

偏平足や外反母趾といった成人でも年齢を重ねたぐらいに起きる症状が、小学生や中学生でも非常に多いです。

 

整骨院に来るぐらいですから、どこか痛みや問題があって来るわけですが訴える症状とは違う足の変形は非常に気になります。

 

一昔前と違い、現代社会に生きる子供たちは足腰が弱くなっています。

それもスポーツ選手であっても同様です。

 

スポーツ万能な体と生理性の高い体は全く別物だということを改めて痛感します。
運動していればOKなんてことは有り得ないのですね。
我が子の育児にもよく考えておく必要があります。

 

2.主な対処法

巻き爪による痛みが出た方、痛みが出始めた方にはテーピング法を代表とする各種の応急処置が効果を発揮します。

応急処置は痛みを和らげることが優先されますが、その先につながる「治療を始める」ためには状態を悪化させるような手術や爪を切る行為は除外します。

具体的な応急処置は以下の通り。

  • 2-1.コットン法
  • 2-2.テーピング法
  • 2-3.応急処置をした上で

うーん。意外と少ない(苦笑
応急処置として深爪にしたり、痛み止めを塗ったりするのは逆効果であり、到底お勧め出来ません。

以下に記していく応急処置は、症状を悪化させる危険性が少ないところから応急処置の対策として適確だと判断しています。

 

2-1.コットン法

正式には「コットンパッキング法」といいます。

コットン法

小さく捻じった綿を爪と皮ふの間に入れて、痛みの原因である爪のトゲのようなものが皮ふに当たらないようにします。

一種の緩衝材として入れるわけです。

・メリット

コットンを入れるだけの簡易的な対応で痛みが薄れます。
自宅でも簡単に行うことが出来る手軽さ

・デメリット

治療者がコットンを詰める際、場合によっては強い痛みが出ることがあります。自分自身なら痛くなる手前で上手に入れられても、他人では中々痛みが出るギリギリまで攻められません

 
また入浴など水に濡れると衛生面の問題が出てくるため、その都度コットンの交換が必要です。
コットンが大き過ぎると爪と皮ふをひき剥がすような力が発生するため、痛みが強くなることがあります。しかし逆に小さ過ぎると効果を感じにくいです。

私的な見解としましては、コットン法は応急処置に適した対応です。

しかし、それまでです。

コットンの大きさを調整するのが難しく、また詰め方が乱雑に行われると症状を悪化させる可能性があるため注意が必要です。

応急処置に留めておく分には妥協できますが、治療法としては対処療法に過ぎず全くお勧め出来ません。

 

2-2.テーピング法

伸縮するテーピングを用いて、爪と皮ふの隙間を広げるのがテーピング法の目的です。テーピング

当然ですがテーピングの巻き方があるため、適当にやっても効果は感じにくいです。

実際、テーピング法だけで済ませた患者さんがいらっしゃいましたが、数時間後にはテーピングの張力が弱くなり徐々に痛みを感じていたようです。

ようは使い様ですね。

・メリット

貼った直後から痛みが減ったように感じます。
慣れれば自分自身で出来ます。

 
・デメリット

テーピングによる被れ、痒みを感じることがあります。
テーピングの品質によっては効果をほとんど得られないこともあるため、痛みの出方を確認しながら貼らなくてはいけません。

正直なところ、テーピング法はコットン法に比べて技術的な難易度が高いです。貼る流れ、張力の掛け方で全く効果が異なるため、貼る時には十分注意しましょう。

2-3.応急処置をした上で

さて、これらコットン法、テーピング法はあくまで応急処置です。
処置をしたら一両日中に巻き爪治療を行われることをお勧めします。

 

 

ネット上に流れる情報として『巻●爪ロボ』『巻●爪ブロック』といった巻き爪治療グッズが宣伝されています。
残念ながらこれらは巻き爪を広げることにしか意識が向いていません。

どうして巻き爪になったのか?を全く考慮していなければ、あくまで対処療法に過ぎないということです。
虫歯にならないように歯を磨くのは正しい選択です。

しかし甘い物が虫歯の原因になるのであれば、甘い物を摂らなければ根本的な解決に近付くはずです。

上記、巻き爪治療グッズを購入することは悪いことではありませんが、あくまで対処療法であるということを念頭に置くことを忘れませんように。

 

3.当院が勧める巻き爪施術

当院では子供の巻き爪に対してもプレート矯正を推奨します。巻き爪プレート矯正法ワイヤー法のようなリスクがなく、痛みなく出来る点から採り入れました。

しかし子供の爪は薄く、弱いと云われています。

 

これはある側面では事実ですが、その結果として非常に柔らかく、旺盛な回復力を持っているということに繋がります。

 

ちょっと正しい爪の整え方を覚えるだけで、すぐに巻き爪が改善されることもあります。

もちろん個人差はありますが、成人では考えられない修復をしていきます。

 

前述した巻き爪で悩む中学生もそうですが、プレート治療をせずともメンテナンス方法させ知れば自ずと改善される実例もあります。

 

子供の巻き爪に対して先天的なもの、遺伝的なものを考慮するのは大切なことですが、治療を諦めるのは大変勿体ないことです。

 

巻き爪そのものの変形は一部特殊な爪を除いて、概ね改善していくものです。
変形を矯正していき、その状態を維持し続けて日常生活を注意すれば期待できる結果が得られるはずです。

 

学生スポーツをやっている子にとって1日はとても貴重なものです。
まずはお近くの療養所にて、足の状態を確認して早めの対応をお勧めします。

 

当院では巻き爪矯正の神奈川県西部地区を担当する『小田原巻き爪センター』を院内運営しています。このブログで解決しない爪の悩みは当センターで無料画像カウンセリング初回お試し施術をご体験ください。

貴方様からのご連絡を心からお待ちしております。

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おの整骨院 小野いんちょでした。
お困りのこと、お悩みのことはメールやLINEからお気軽にご相談ください。

 

コラム執筆・監修者

ブログ執筆者 小野合同会社Linkage
代表  小野 俊介

厚生労働大臣認定 柔道整復師
厚生労働大臣認定 鍼灸師
厚生労働大臣認定 按摩マッサージ指圧師

 

経歴:
平塚市内整骨院勤務 4年
川崎市内整形外科勤務 2年
町田市内整骨院勤務 5年
2014年9月に足柄上郡大井町におの整骨院を開院

 

柔道整復師・鍼灸師・按摩マッサージ指圧師、その他。
2014年足柄上郡大井町におの整骨院を開業。
2021年小田原市鴨宮に、おの整体院かものみや分院を開設。
整体だけでなく、巻き爪、栄養体質改善指導を実施しています。

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